消防士になりたい男性 身体的制限
消防士になるには、身長制限やその他の身体的制限があります
ですから、身長が小柄な場合、身長制限で合格できるかどうか心配です、という方がいます。
そこで、下記に、身長制限や、その他の制限をまとめました。
消防官採用試験の身体的資格
- 身長:男性160cm以上以上
- 体重:男性50kg以上以上
- 胸囲:身長のおよそ半分以上
- 握力:男性35kg以上
- 聴力:正常
- 肺活量:3000cc以上
- 視力:裸眼視力0.3以上かつ色覚が正常 (左右ともに矯正視力1.0以上)
これらの資格は、自治体によって多少の違いがあるようですので、希望する自治体の受験資格を調べておきましょう。
なお、ヤフー知恵袋に、「将来、東京消防庁の消防士になりたい」方が、「身長が165か166くらいしかありません。低身長でも消防士になれるのでしょうか?」という質問をしたところ、こんなベストアンサーがありました。
「166で救助隊やってますが、問題ないです。身長よりも大事なことたくさんあります。気持ち、妥協しない心、努力、人柄。
身長の高い人は高い役割。低い人は低い人の役割があります!だから大丈夫かと?
逆に身長ぐらいでヒヨってると他の人に負けますよ!自分信じて突っ走るのみ。」
★消防官になるための情報はこちらにまとめてあります→消防士になりたい
さらに、ヤフー知恵袋に、こんな質問がありました。
抜粋します。出典:ヤフー知恵袋
消防士になるには、ずば抜けた身体能力がいるんですか?
今僕は大学生で将来の職業に消防士を考えています。サラリーマンとして特にやりたいことも無く、中学生くらいから憧れていたのでその職業に本気でなりたいと思っています。公務員だから安定してるからとかいう理由だけではありません。
ですが、消防士になるためにはずば抜けた体力と身体能力がいるのでしょうか?
僕は大学でも一応部活をしていますが、いまいち自分の身体能力が消防士で通用するのかが分かりません。
どのくらいの能力がいるのか、御回答お願いします。
「ベストアンサーに選ばれた回答」は?
消防の中で「ずば抜けた身体能力」が必要なのは「特別救助隊」いわゆるレスキュー隊ぐらいです。
もちろん、過酷な現場活動をこなすためには、一般のサラリーマンよりは体力が必要ですが、「ずば抜けた」と表現されるほどの体力は必要ありません。
それよりも必要なものは「瞬時の判断能力」です。
デスクワークのように、じっくり上司などと相談して決めるというのではなく、建物からの炎の出方でホースを延ばす先を判断したり、煙の出方や臭いで「本物の火災かどうか」を判断して窓ガラスを壊したりなど、いろいろな判断を求められます。
体力については、普通に運動が出来る程度で試験はパス出来ますが、心配なら10km程度のランニングが出来る持久力と、10回程度の懸垂、腹筋100回、腕立て伏せ100回(いずれも連続で)ぐらいは出来るようになっておきましょう。
後は消防学校に入れば、イヤと言うほどやらされますので何も心配は要りません。
鍛えぬくとこうなる、というお手本です↓↓

【関連記事】
ヤフー知恵袋に、「消防士の身長条件」に関して興味深い記事がありましたので、ご紹介します。
消防官や警察官は身長が低いとなれないそうですが、差別ではないですか?
消防官や警察官は、男性の場合、身長が160センチ以上、女性の場合は身長が155センチ以上が必要だという条件が課せられていますが、その条件に外れた人は、試験を受けれないことに対して、「身長などによってそれらの職業の選択肢を奪ってしまうのはある意味差別なのではないでしょうか?」という質問です。
このような質問に対して、消防官歴9年の現役消防士が答えていました。
<回答>
消防官や警察官はいくら力があったり走るのが早かったりしても、身長がある程度無ければできないこともあります。
例えば緊急時に高い壁を乗り越えなければいけない、ベランダから手を伸ばして何かをつかまなければいけない…などなど、それ以外にも実際の現場では考えられないようないろいろ起こるんです。
その時に対応できるような体格、体力が必要である、というのはやはり区別では無いでしょうか。
背の高い人、背の低い人いろいろいていいじゃん、と思うかも知れませんが、一つの現場で隊員全員が壁を乗り越えて活動できなかったために火災なり殺人なりの被害が大きくなったという説明を後から記者会見でされて納得できないですよね?
そのために基準があるんです。
私は消防官やっていて9年になります。身長166です。周りと比べるとやはり小さいです。背が小さいが故に苦労したこともかなりたくさんあります。
だからこそやはりいろんなものに基準は必要なんだと実感しているんです。
この回答は、現役の消防士ならではの現場経験者からの解答ですね。
しかし、身長があと1㎝高ければ、消防士になれたのに!ということが起きると、大変残念だと思います。
中学生や高校生の時期から消防士を狙っている方は、身長の面で心配があれば、ネットで身長を伸ばす背伸び体操や栄養などに関する記事がありますので検索して、毎日、勉強の合間に励んでみたらと思います。
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