看護師国家試験対策:知ってますか?中卒で看護師になる方法?

中卒で看護師になる看護師
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中学校を卒業して看護師になる方法について。

看護師国家試験対策:中卒で看護師になるには?

最終学歴が中卒の場合、看護師になることはできるのでしょうか?
このページでは、中卒の方が看護師を目指すために知っておくべきことについてまとめました。

結論として知っておくことは、中卒で取得できる看護師の資格は准看護師となります。もちろん、准看護師から正看護師への道も開かれていますので、頑張る決意があれば、正看護師の資格を取ることも可能です。

そのような道を進むなら、まず、正看護師と准看護師について、なにがどのょうに違うのか知っておきましょう。

中卒で看護師になる様々なルート

中卒から看護師を目指す場合、様々なルートがあります。

まず、准看護師になる方法を簡単に説明すると、

中学校を卒業(受験は中学3年生でも可能)→准看護学校を受験→合格後、准看護学校で2年間で→准看護士試験の受験資格を得る→准看護士試験を受験して→合格すれば18歳で病院などへ准看護師として勤務できます。

以上が、中学を卒業して准看護士になる最短ルートです。

准看護学校の受験自体は、中学3年生も受験するため、問題のレベルは高校受験程度です。ただ、実際は、高校を卒業した人や、大卒の社会人なども多く受験するため、中卒で合格するのはかなりの難関となります。

また、准看護師自体の人数は減少傾向にあり、准看護士学校も、都道府県によっては1校しかない県もあります。

准看護師を含めれば、この方法が最短となります。中学3年生でも受験でき、入試問題は高校受験レベルとなっています。ただ実際は高校を卒業した人や、大卒の社会人などが受験することも多く、中卒で合格するのは至難の業と言えるでしょう。

中学校を卒業して准看護学校に入学するルートには、2つの問題点があります。

  • 1)上記のように、中学3年生でも受験できる准看護士学校の試験ですが、この試験に合格するのが、かなり難しいことです。
  • 2)また、上記のように准看護学校を経て(正)看護師になるには、看護実務経験3年以上を経て(正)看護学校に進むことになります。
  • 従って、中卒の場合、准看学校2年→実務経験3年→2年課程看護学校で、正看護師になるまでに、最短でも7年はかかります。

准看護師資格の免許は都道府県知事によって交付される

なお、准看護師資格は都道府県知事によって免許が交付される、いわゆる公的資格です。また、准看護師は、医師や看護師の指示の元、診療の補助や療養上の世話をする仕事です。具体的には、注射や点滴を行ったり、歩行介助や清拭・排泄介助など患者さんの身の回りの世話をしたり、患者さんの精神的なケアをしたりで、つまり仕事内容は正看護師と同じです。

しかし、このように正看護師と同じ仕事をしているのに、給料が正看護師よりは安い(目安として、准看護師の平均年収入398万、看護師の平均年収469万で、だいぶ違います!)これには不満ということで、正看護師を目指すこともできます。

なお、高卒の准看護師ならば、そのあとすぐ(実務経験関係なく)2年課程か3年課程定時制などのいわゆる進学コースの(正)看護学校に進むことができます。従って、やはり、高卒の資格を持っていたほうが正看護師になるのに都合が良いのですね。

このため、中卒で看護師になるルートとして、中学を卒業した後、高卒認定(高等学校卒業程度認定試験、試験は8月と11月の年2回)を受けるか、通信制高校に通学して、まず高卒の資格を取ってから3年課程の看護学校を目指すという道もあります。

高卒認定試験で高卒資格を得てから看護師資格を目指す

高卒認定試験は国家試験の一種で、この試験に合格すると、高校卒業と同等以上の学力があると認められます。つまり、合格すれば高卒と同等に扱われるため、中卒でも、看護専門学校や看護大学、看護短大を受験できるようになるのです。しかも、試験に合格すればよいので、高校へ通う必要はありません。

正看護師の資格を取る最短ルート

なお、正看護師の資格を取るのには、5年一貫看護師養成課程校へ通うのが、最短ルートとなります。これは、「看護科」3年、「専攻科」2年の合わせて5年間の一貫したカリキュラムのある高校です。3年間の修了時には、高校卒業の資格が得られますし、一貫教育なので、専攻科へ進むための入試もありません。

中卒から看護師になる最短の方法のまとめ

中卒から看護師へ最短で看護師になりたい中学生や、最終学歴が中学卒業の社会人やフリーターの方へ中卒でナースになる方法を紹介します。

早く働きたいなら、まず准看護師になる!

短い期間でなれる准看護師の資格です。准看護師の実際の仕事内容は看護師とほとんど同じです。

「准看護学校」で2年勉強すれば、「准看護士試験」の受験資格が得られます。この試験に合格すれば、18歳で病院などへ准看護師として勤務することができます。

准看護師の試験は、中学3年生も受験できるため、入試問題は高校受験レベルとなっています。ただ、実際は高校を卒業した人や、大卒の社会人などが受験することも多く、中卒で合格するのはかなり困難です。

なお、准看護士試験を受けるためには、「高等学校衛生看護科」で3年(定時制は4年)勉強して受験するという方法もあります。

直接、看護師資格を目指す場合

直接、看護師資格を目指すなら、「5年一貫看護師養成課程校」へ通うのが、最短ルートで看護師資格を取得する方法となります。

この「5年一貫看護師養成課程校」とは、「看護科」3年、「専攻科」2年の合わせて5年間の一貫したカリキュラムのある高校です。この学校で3年間を修了すれば高校卒業の資格が得られます。一貫教育なので、専攻科へ進むための入試もありません。

高卒認定(旧大検)をとる方法も

一般に高認と呼ばれる高等学校卒業程度認定試験は、かつての大学入学資格検定(大検)のことです。

この高卒認定試験は国家試験の一種です。この試験に合格すると、高校卒業と同等以上の学力があると認められます。つまり、高卒と同等に扱われるようになるため、中卒でも大学や専門学校を受験できるようになります。

ですので、高校へ通わなくても試験に合格すれば高卒の認定が得られることになります。従って、高認を取得すれば、看護専門学校や看護大学、看護短大を受験できることになります。試験は8月と11月の年2回行われています。

准看護師から看護師を目指す

中卒の准看護師は、3年以上の実務経験があれば、看護師学校養成所へ入学でき、そこで2年の課程を終えれば看護師国家試験を受けることができます。

10年以上経験がある場合は、通信制で教育を受けられます。

上記の他に他国で看護士になるというルートもありますが、ここでは割愛します。

中卒の場合、高卒資格を得て看護学校に入学するルートがおすすめ

中卒の場合、高卒資格を得てから看護学校に入学するルートが、一番の効率的なおすすめの方法です。そのために、まずは、看護学校を受験するために高卒認定試験に合格する必要があります。

この高卒資格は、高校に通学して卒業する必要はありません。高卒認定試験(文部科学省が実施)に合格することで、看護学校の受験が可能になります。しかも、高卒認定試験は、1年に2度(8月と11月に)あるため、高校に通うための3年間という無駄な年月を費やす必要もありません。

例えば、次のような予定で計画を進めることができます。

  • 8月に高卒認定試験に合格する!
  • 翌年の1月又は2月の看護学校入試を受験して合格する!
  • 4月から看護学校に入学する!

このパターンが、最もおすすめの方法です。

看護師国家試験は合格率が約98%程度ですので、かなりの高合格率です。ですので、看護師になる最難関は、まず看護学校に入学することです。看護学校に入学することができれば、看護師の資格を得たも同然です。
>> こちらに東京アカデミーの看護師試験対策についてまとめました

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